Googleの口コミ通知が来ない。設定の場所と、通知に頼らない確認の作り方
通知は5つの種類にまとまっていて、口コミだけを切り出す項目はありません。受け取り口はメール・検索・マップの3つ。公式ヘルプから設定の場所を確認したうえで、通知を当てにしない運用の作り方まで整理しました。
「2週間前の口コミに気づいていませんでした」。返信が遅れる原因の多くは、文章を書く手間ではなく、投稿されたこと自体を知らないことにあります。
通知の設定は意外と見つけにくい場所にあり、しかも設定できる単位が思っているより粗いです。公式ヘルプの記述から整理します。
通知は5つの種類にまとまっている
Googleビジネスプロフィールのヘルプには、受け取れる通知の種類が5つ挙げられています。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| アカウントの更新 | Googleアカウントまたはプロフィールの変更に関する通知 |
| 機能とヒント | 新機能のお知らせ、プロフィール活用の提案 |
| ユーザーのアクティビティ | 新しいクチコミの投稿、写真の追加のアラート |
| ビジネス情報のアラート | 情報を最新に保つためのリマインダー |
| 予約とリクエスト | 予約やリクエストが送られたときの通知 |
口コミが入るのは「ユーザーのアクティビティ」です。ここで分かることが1つあります。口コミだけを通知する、という切り分けはこの一覧にありません。 写真の追加と同じ枠です。
写真の投稿が多い店では、ここをオンにすると通知の量が増えます。それが理由でオフにすると、口コミの通知も一緒に止まります。口コミに付く写真は止められないので、通知の量を減らす方向で考えると、気づけなくなる方向に進みます。
受け取り口は3つ。設定はここにある
ビジネス プロフィールに関する通知は、メール、Google 検索、Google マップで受け取ることができます。一部の通知をオフにしても、Google から重要な最新情報が届く場合があります。
3つの経路があり、全部を止めきれるわけではないと書かれています。逆に言えば、どれか1つだけ見ている状態だと取りこぼします。
Google検索側での設定手順は次のとおりです。
- ビジネスプロフィールに移動する
- その他アイコンから[通知]を選択する
- 更新したい通知を探す
- 通知の横で、オンまたはオフに切り替える
Googleマップアプリ側では、通知の確認はこうなります。
- Googleマップアプリを開く
- 右下の[ビジネス]をタップする
- 右上のお知らせアイコンをタップする
マップアプリのこの画面は、過去の通知を見返す場所としても使えます。 メールを見落としていても、ここに残っています。気づいていない口コミがないかを月に一度確認するなら、ここが早いです。
オーナー確認が済んでいないと、扱いが変わる
ヘルプには、未確認のビジネスについての記述もあります。
オーナー確認が完了していないビジネスについての通知を受け取らないようにするには、通知を受け取りたくないビジネス プロフィールを削除します。
ヒント: オーナー確認を行ったビジネスについての通知は引き続き届きます。
つまりオーナー確認の状態が、通知の前提になっています。そもそも口コミへの返信にもオーナー確認が必要です。「通知が来ない」と感じたとき、最初に確認するのはスイッチではなく、自分のアカウントがそのプロフィールのオーナーになっているかです。
制作会社が確認を済ませたまま引き継いでいない、というケースがあります。手順はGoogleビジネスプロフィールの権限を制作会社から引き継ぐにまとめました。
通知が来ても、すぐ表示されるとは限らない
通知と表示はつながっていません。Googleは口コミの表示が遅れる理由をこう書いています。
クチコミは、Google のポリシーに準拠しているかどうかを確認するために審査されます。この処理に数日かかる場合があり、その場合はクチコミがプロフィールに表示されるのが遅れることがあります。
逆の順番も起こります。プロフィールを見て気づいたのに通知が来ていない、通知は来たのに表示が見つからない。 どちらも異常とは限りません。表示されない側の切り分けはGoogleの口コミが表示されないに並べています。
気づいてから公開されるまでの時間を見込む
返信にも時間がかかります。
通常、返信の審査の所要時間は 10 分以内ですが、最長で 30 日ほどかかる場合もあります。
ほとんどは10分以内ですが、上限は30日と書かれています。「今日中に返信を出す」と決めていても、公開されるのが今日とは限りません。低評価への対応で急ぐ場面ほど、ここは効いてきます。返信の組み立て方は低評価の口コミが付いたときにあります。
なお返信が公開されると、投稿したユーザーに通知が届きます。ユーザーは返信を読んだあとでも口コミを変更でき、変更されると表示される日付が更新されます。出し直しのコストは低くないので、下書きの段階で確認を済ませてください。AIに下書きさせる場合の線引きは口コミ返信にAIを使っていいかに書きました。
通知に頼らない仕組みを1つ用意する
店舗が増えると、通知を全部追うのは現実的でなくなります。やり方は2つあります。
1つ目は、確認を当番にすること。 週に1度、マップアプリの[ビジネス]→お知らせアイコンを見る担当を決めます。通知が届いているかに関係なく、見る日が決まっていれば取りこぼしが減ります。
2つ目は、システム側で受け取ること。 GoogleはBusiness Profile APIの一部として通知の仕組みを公開しています。Cloud Pub/Subのトピックを作り、アカウントをそのトピックにリンクすると、新しいクチコミや更新されたクチコミ、質問と回答、メディアのアップロードなどが通知されます。これは開発者向けの仕組みですが、複数店舗を管理していて自社にその体制があるなら、選択肢として存在します。制作会社やツールベンダーに相談するときの土台にもなります。
まとめ
- 口コミの通知は「ユーザーのアクティビティ」に含まれる。写真の追加と同じ枠で、切り分けられない
- 受け取り口はメール・検索・マップの3つ。一部をオフにしても届くものがある
- 「通知が来ない」と思ったら、まずオーナー確認の状態を見る
- 通知と表示はずれる。審査に数日かかることがある
- 返信の審査は通常10分以内、最長30日。公開のタイミングは読めない
- 店舗が増えたら、当番制かAPIのどちらかで、通知に依存しない経路を作る
通知は補助です。見る日を決めるほうが確実に効きます。
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参照した一次情報
本記事は一般的な傾向と公開情報にもとづく解説です。制度・仕様は変更されることがあるため、実際の手続きや設定の際は必ず一次情報をご確認ください。