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ホームページが更新されていない店は、何を失っているか。日付だけ変えても効かない

古いままのサイトは、来店前の判断を止めるだけでなく、検索に出にくくなる要因にもなります。どこから古くなるか、直したあと何をするか、やってはいけない「更新した風」を公式ドキュメントから整理しました。

「作ったきり、3年触っていません」

店舗サイトのご相談では珍しくない状態です。放置していても表示はされるので、困っている実感が湧きにくい。ただ、古いサイトは静かに機会を落としています。

「正確でない情報」は、表示されない要因になる

まず検索側の話です。Googleはローカル検索について、次のように書いています。

ビジネス情報の内容が充実していて正確なほど、ローカル検索結果に表示される可能性が高くなります。ビジネス情報が正確でない場合、ビジネスの所在地で関連性の高い語句が検索されても、ご自身のビジネス情報が表示されない場合があります。

「不正確だと出ないことがある」と明記されています。古い情報は、単に読み手を混乱させるだけではありません。

AI機能についてのドキュメントでも、SEOの基本のひとつとしてビジネスプロフィールの情報が最新のものであることを確認することが挙げられています。サイトとプロフィールの両方が対象です。

店舗サイトは、この5か所から古くなる

放置して実害が出やすい順に並べるとこうなります。

古くなる場所 起きること
営業時間・定休日 来店してから閉まっている。信用が最も直接に落ちる
価格・メニュー 会計時に食い違う。値上げ後ほど深刻
サービス内容 終了したメニューの問い合わせに時間を取られる
スタッフ・設備の写真 内装を変えていれば期待とずれる
お知らせ・ブログ 最終更新が2年前だと、営業しているか疑われる

上から3つは事実の食い違いなので、来店した人の体験を直接壊します。下の2つは判断材料の古さで、来店前に別の店へ流れます。

見落とされやすいのがお知らせ欄です。最新の投稿が数年前で止まっているページは、閉店したのではないかという印象を与えます。更新できないなら、日付を出さない構成にするか、欄ごと消すほうがましです。

サイトの古さは、プロフィール側にも移る

飲食店は特にここに注意してください。Googleビジネスプロフィールのメニュー機能には、次の仕組みがあります。

ビジネス プロフィールに正確な情報が表示されるように、そのビジネスのウェブサイトからメニューデータが自動的に文字起こしされる場合があります。

自社サイトの古い価格が、プロフィール側に取り込まれている可能性があるということです。サイトを直さないまま、プロフィールだけ直しても戻ることがあります。メニューの扱いは商品・サービス・メニューの使い分けにまとめました。

同じ理屈で、店名・住所・電話番号の表記ずれも外部に波及します。整え方はNAP統一とは何かを参照してください。

やってはいけない「更新した風」

ここが本題です。「更新したほうがいい」と聞いて、中身を変えずに日付だけ新しくする、あるいは記事を大量に足す。どちらもGoogleが名指しで避けるべきとしている行為です。

自己評価の項目に、次の2つが並んでいます。

コンテンツを実質的に変更していないにもかかわらず、ページを新鮮に見せるためにページの日付を変更していますか。

なんらかの方法でサイトを「新鮮」に見せれば全体的な検索ランキングが向上すると信じて、大量の新しいコンテンツを追加したり大量の古いコンテンツを削除したりしていますか(そのようなことをしてもランキングは向上しません)。

「そのようなことをしてもランキングは向上しません」と括弧書きで断言されています。更新の目的は鮮度を演出することではなく、書いてあることを事実に合わせることです。

同じ一覧には、Googleが優先する文字数があると聞いて特定の文字数に合わせて書いていないか、という項目もあり、そのような設定は存在しませんと明記されています。量で解決する話ではありません。

直したら、再クロールをリクエストする

直しても、すぐに検索結果へ反映されるとは限りません。Googleのドキュメントにはこう書かれています。

クロールには数日から数週間かかることがあります。

反映を早めたい場合は、Search Console の URL 検査ツールから個別にインデックス登録をリクエストできます。使うにはSearch Console プロパティの所有者またはフルユーザーであることが必要です。URL が多い場合はサイトマップの送信が案内されています。

ただし過度な期待はしないでください。

なお、個々の URL の送信には上限があり、同じ URL に対して再クロールを何度もリクエストしても、早くクロールされることはありません。

クロールをリクエストしても、コンテンツが検索結果にすぐに表示されるとは限らず、まったく表示されないこともあります。

何度も押しても早くなりません。1回リクエストして、あとは待つのが正しい運用です。なお WordPress などのコンテンツ管理プラットフォームを使っている場合は、変更がほぼ自動的に送信されるとされています。

続く形にする

最後に運用です。全ページを毎月見直す計画は、まず続きません。見る頻度で分けてください。

  • 随時:営業時間の変更、価格改定、メニューの入れ替え。決まった日にその場で直す
  • 季節ごと:季節メニュー、繁忙期の案内、写真の入れ替え
  • 年1回:会社概要、スタッフ紹介、アクセス(周辺の目印が変わっていることがあります)

そのうえで、直したら同じ内容をGoogleビジネスプロフィール側にも反映するところまでを1セットにしてください。片方だけ直すと、食い違いが新しく生まれます。

問い合わせが発生しない原因の切り分けはホームページから問い合わせが来ないときに並べています。

まとめ

  • 情報が正確でないと、関連する語句で検索されても表示されない場合があるとされている
  • 古くなるのは営業時間・価格・サービス内容・写真・お知らせの5か所
  • お知らせが数年前で止まっていると、営業しているか疑われる。出さない選択もある
  • サイトの古いメニューは、プロフィール側に自動で文字起こしされることがある
  • 中身を変えずに日付だけ変える、量を増やす。どちらも効果がないと明記されている
  • 直したら Search Console の URL 検査ツールから再クロールをリクエストする
  • 何度リクエストしても早くはならない。クロールは数日から数週間かかる
  • 随時・季節ごと・年1回で分ける。直したらプロフィール側もあわせて直す

サイトとプロフィールで記載が食い違っていないかを外から確認したい方は、無料のMEO診断をご利用ください。店名とGoogleビジネスプロフィールのURLだけで送れます。

参照した一次情報

本記事は一般的な傾向と公開情報にもとづく解説です。制度・仕様は変更されることがあるため、実際の手続きや設定の際は必ず一次情報をご確認ください。

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