MEO

MEO対策の費用は何に払っているのか。見積もりの読み方と、避けたい業者の特徴

月額いくらが妥当かの前に、その金額で何が行われるのかを分解します。Googleが公表している順位の決まり方と、公式が名指しで注意している業者の特徴をもとに整理しました。

「MEO対策、月3万円でどうですか」と言われて、高いのか安いのか判断がつかない。よくあるご相談です。

金額の妥当性は、その金額で何が行われるかが分からないと決められません。ここでも相場の数字は書きません。検証できる公的な統計が見当たらないためです。代わりに、Googleが公表している事実をもとに、見積もりを読むための軸を示します。

なお以下で引用するGoogleの業者選びに関する記述はSEO業者について書かれたものですが、判断の軸としてはMEOの運用代行にもそのまま当てはまります。

順位そのものは、お金では動かない

これが出発点です。ローカル検索の掲載順位について、Googleははっきり書いています。

Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません

つまり支払っている相手はGoogleではなく、作業をする事業者です。当たり前に聞こえますが、「払えば順位が上がる枠がある」という誤解は実際にあります。

同じく、掲載順位を保証すると主張する業者や、Googleとの「特別な関係」を強調する業者には用心するようGoogleが明記しています。Googleへの優先登録などというものは存在しない、とも書かれています。

作業の対象は3つしかない

順位は関連性・距離・知名度の3つで判断されると説明されています。距離は動かせません。したがって代行業者ができるのは、関連性と知名度に効く作業だけです。

Googleが順位を上げる方法として挙げているのは、次の項目です。

項目 中身
オーナー確認 確認済みの状態にする
情報を最新に保つ 住所、営業時間、業種、属性など
クチコミへの返信 溜めずに返す
写真・動画の追加 継続的に足す
商品情報の追加 対象業種のみ

見積もりを読むときは、提示された作業がこの表のどこに当たるかを一つずつ当てはめてみてください。当てはまらない項目があれば、それが何に効くのかを聞く価値があります。

裏返すと、月額の中身は「誰かが毎月これを続ける手間」です。写真を撮って上げる、口コミに返信文を書く、営業時間を更新する。作業量と頻度が分かれば、金額の見当はつけられます。順位が動かないときの確認順はGoogleマップで上位に出ないとき、上から順に確認する9項目にまとめています。

見積もりを分解する

項目名は業者によって違いますが、実質はこう分かれます。

区分 何の費用か
初期費用 現状調査、カテゴリや店名・住所の整備、写真の初回登録
運用(月額) 投稿、写真追加、口コミ返信、営業時間などの更新
レポート 表示回数や操作数の集計と報告
追加作業 撮影、原稿作成、サイト側の修正など

「MEO対策一式」で1行になっている見積もりは、分けてもらってください。初期の整備は一度で終わる作業で、月額は継続する手間です。この2つが混ざっていると、解約時に何が残るのかも見えません。

カテゴリや店名の整備は本来一度で片がつく話です。考え方はGoogleビジネスプロフィールのカテゴリ選びに書いています。ホームページ側の見積もりの読み方は店舗ホームページの制作費用は何で決まるかを参照してください。

Googleが名指しで注意している特徴

避けたい業者の特徴として、公式ドキュメントに具体的な記述があります。

  • 掲載順位を保証すると主張する
  • Googleとの「特別な関係」を強調する、Googleへの優先登録を宣伝する
  • 事前の連絡なく営業メールを送ってくる
  • リンクのトラフィック対策や、何千もの検索エンジンへの登録申請の効果を宣伝する
  • 行動の目的を明確に説明しない

サイトに加えたすべての変更と、助言の内容を説明してくれるかは、契約前に確認すべき点として挙げられています。何をしたか教えない運用は、成果が出ても出なくても検証できません。

第三者のツールが出すスコアについても記述があります。サードパーティのツールはGoogleの内部ランキングデータにアクセスできず、パフォーマンスを保証することもできない、とされています。独自スコアの上下は、順位そのものではありません。提案書に見慣れない指標が並んでいたら、それが何を測っているのかを聞いてください。

契約前に決めておくこと

権限の渡し方には注意点があります。SEO監査の段階では、Search Consoleには読み取り権限のみを付与し、この段階では書き込み権限を付与しないよう案内されています。

Googleビジネスプロフィール側も同じ考え方でよいと思います。オーナー権限を丸ごと渡すのか、管理者として招くのか。ここを決めずに始めると、解約時にプロフィールが手元に戻らない事態が起きます。契約前に「終わり方」を確認しておいてください。

聞くべきこととして挙げられているのは、同業種や同地域での実績、期待できる結果の時期と測定方法、過去の顧客への照会などです。

まとめ

  • Googleは順位を上げるための金銭を受け取らない。払う相手は作業をする事業者
  • 動かせるのは関連性と知名度だけ。距離は動かない
  • 見積もりは初期・月額・レポート・追加作業に分けて読む
  • 掲載順位を保証する、特別な関係を強調する業者にはGoogle自身が注意を促している
  • 第三者ツールのスコアは順位そのものではない
  • 権限は最小限から。契約前に終わり方を決めておく

自店のプロフィールが今どういう状態か、見積もりを比べる前に把握しておきたい方は、無料のMEO診断をご利用ください。店名とGoogleビジネスプロフィールのURLだけで送れます。

参照した一次情報

本記事は一般的な傾向と公開情報にもとづく解説です。制度・仕様は変更されることがあるため、実際の手続きや設定の際は必ず一次情報をご確認ください。

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