MEO

MEOは自分でできるか。自社でやる場合と外注する場合の分かれ目と、権限の渡し方

作業内容そのものは公開されていて、自分でも進められます。判断を分けるのは続けられるかどうかです。自社でやる範囲と、外注するときにGoogleが示している注意点を整理しました。

「MEOって、自分でもできるものですか」

できます。作業の内容は公開されていますし、特別なツールも要りません。ただできることと、続けられることは別です。分かれ目はそこにあります。

ここでは自分でやる場合に実際に何をするのか、効果をどう測るのか、そして外注する場合にGoogleが示している注意点を整理します。

自分でやる場合、何をするのか

公式のスタートガイドで案内されているのは、次の流れです。

最初の一回

  1. Googleアカウントを用意する
  2. ビジネスプロフィールを作成する
  3. オーナー確認を行う(確認が完了すると、マップと検索でプロフィールを変更できるようになります)

そのあと続けること

  • 営業時間、ウェブサイト、電話番号、地域などのビジネス情報を管理・更新する
  • お店や商品、サービスの写真と動画を投稿する
  • ユーザーが投稿したクチコミを収集して返信する
  • 必要に応じてオーナーと管理者を追加する

見てのとおり、特殊な技術は要りません。初回の登録はGoogleビジネスプロフィールの登録手順のとおりに進められますし、口コミの集め方はGoogleの口コミを増やすにまとめています。

分かれ目は「続くかどうか」

自社でやるか外注するかを決めるとき、能力ではなく頻度で考えてください。

上の一覧のうち、初回の登録は一度で終わります。問題は下段です。写真を足す、口コミに返信する、営業時間を直す。どれも1回は難しくありませんが、繁忙期でも止まらないかが問われます。

判断の目安を挙げるとこうなります。

状況 向いている形
口コミが週に数件、担当を決められる 自社で回せる
口コミへの返信が1ヶ月以上溜まりがち 外注か、分担を検討
店舗が複数あり、情報の整合を保つ手間が大きい 外注を検討
費用を抑えたいが、時間は取れる 自社。ただし担当者を決める

「社長が空いた時間にやる」が一番続きません。誰がやるかを決めるところまでが自社運用の設計です。

効果は自分で確認できる

外注の理由に「効果が分からないから」を挙げる方がいますが、パフォーマンスの数字はオーナー自身が見られます。確認できる指標として挙げられているのは次のとおりです。

指標 内容
インタラクション数 すべてのやりとりの概要
検索 ビジネス検索に使われた検索語句
閲覧数 検索とマップでプロフィールを見たユーザー数
ルート ルート検索を行ったユーザー数
通話数 通話ボタンのクリック回数
ウェブサイトのクリック プロフィール掲載リンクのクリック数
メッセージ・予約・商品・メニュー・特典 該当する機能を使っている場合

確認は、プロフィールから「パフォーマンス」を選び、期間を設定して適用するだけです。なお検索指標は毎月月初に更新され、表示されるまでに5日ほどかかることがあると案内されています。月初すぐに見て「数字が出ていない」と焦らないでください。

自分で見られる以上、外注する場合も同じ画面を根拠に報告してもらうのが筋です。

外注するときにGoogleが示している注意点

代行を頼む場合のヒントが、公式に用意されています。実務で効くものを挙げます。

同時に複数の業者を試せません。 Googleサービスに表示できるビジネスリスティングは1つに限られるため、複数のサードパーティを並行して試すことはできない、と明記されています。比較したいなら期間を分けることになります。

権限はオーナーが握ったままにできます。

アクセス権を管理し、権限をいつでも更新できるのは、プロフィールのオーナーのみ

許可なく業者がビジネス情報を削除したりアクセスしたりすることはできない、とも書かれています。オーナー権限を渡すのではなく、管理者として招くのが基本形です。

警戒すべき行動として挙げられているのは次のようなものです。

  • パフォーマンスデータを開示しない
  • 特別な手段でランキングを約束する、操作すると言う(そうした手段は存在しません)
  • Googleの職員を名乗る(@google.com でないアドレスからの連絡は疑う)
  • 許可なく情報を削除すると示唆する
  • 契約内容が不明瞭なまま料金を請求する

費用の内訳と見積もりの読み方はMEO対策の費用は何に払っているのかにまとめています。

分担という選択肢

全部か外注かの二択ではありません。実際には切り分けやすい形があります。

  • 初回の整備だけ外部に頼み、日々の運用は自社:店名・住所・カテゴリの整理は一度で終わる作業です
  • 口コミ返信だけ自社:内容を知っているのは店の人です。ここは外に出しにくい
  • 写真と投稿だけ外部:継続的に手間がかかり、外に出しやすい部分です

どれを選ぶ場合も、権限の設計と、終わり方の取り決めは先にしておいてください。

まとめ

  • 作業内容は公開されていて、特別な技術は要らない
  • 分かれ目は能力ではなく頻度。繁忙期でも止まらないかで判断する
  • 「誰がやるか」を決めるところまでが自社運用の設計
  • パフォーマンスはオーナー自身が確認できる。検索指標は月初更新で5日ほどかかる
  • 複数の業者を同時に試すことはできない
  • 権限を更新できるのはオーナーのみ。管理者として招く形にする

自社で回せる状態かどうかも含めて、現状を外から確認したい方は、無料のMEO診断をご利用ください。店名とGoogleビジネスプロフィールのURLだけで送れます。

参照した一次情報

本記事は一般的な傾向と公開情報にもとづく解説です。制度・仕様は変更されることがあるため、実際の手続きや設定の際は必ず一次情報をご確認ください。

あわせて読みたい