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店舗のブログは意味がないのか。本数を追うのをやめて、実体験だけ残す

AI検索でクリックが減るなら記事を書く意味はあるのか、という相談が増えました。Googleは避けるべき作り方を名指しで列挙し、大量生成はスパムポリシーに入れています。残る書き方と、1本の使い回し方を整理しました。

「ブログを書いても読まれないし、AIが答えてしまうなら意味がないのでは」。この相談が増えました。

答えは書き方によります。そしてどういう書き方が評価されないかは、Googleがかなり具体的に列挙しています。 感覚で議論するより、その一覧を見るほうが早いです。

Googleは、避けるべき作り方を名指しで並べている

「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」というドキュメントに、答えが「はい」なら作り方を再評価すべき、という質問群があります。店舗のブログで当てはまりやすいものを抜き出します。

  • コンテンツは検索エンジンからのアクセスの増加を主な目的として作成されたものですか。
  • いずれかが検索結果の上位に表示されることを期待して、さまざまなトピックで多くのコンテンツを制作していますか。
  • 多くのトピックについてコンテンツを作成する際、かなりの部分に自動化を使用していますか。
  • 既存のユーザー層のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いていますか。
  • 検索トラフィックを獲得できると考えて、実際の経験がないにもかかわらず、ニッチなトピックを扱うことにしましたか。

「意味がない」と言われるブログは、たいていこの一覧に当てはまります。 来店とは関係ない話題を、検索されそうだからという理由で並べる。これは記事の良し悪しではなく、作り方の問題です。

2つ、はっきり否定されている俗説もあります。

Google が優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか(そのような設定は存在しません)。

なんらかの方法でサイトを「新鮮」に見せれば全体的な検索ランキングが向上すると信じて、大量の新しいコンテンツを追加したり大量の古いコンテンツを削除したりしていますか(そのようなことをしてもランキングは向上しません)。

文字数の基準は存在せず、本数を増やすこと自体にも効果はないと書かれています。日付だけ更新する手口についても同じ一覧に入っています。この話はホームページが更新されていない店は、何を失っているかにまとめました。

大量生成は、スパムポリシーに入っている

AIで記事を量産する、という選択肢を検討している場合は、ここを読んでから決めてください。スパムポリシーに項目があります。

大量生成されたコンテンツの不正使用とは、ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。

例として挙げられているものの1つ目がこれです。

生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること

禁止されているのはAIを使うことではなく、価値を付加せず大量に作ることです。「その作成方法は問わず」とも書かれています。人が手で書いた薄い記事を量産しても同じ扱いになります。

残るのは「実体験」だけ

では何が評価側に挙がっているのか。ユーザー第一のコンテンツを判定する質問に、店舗にとって決定的な一文があります。

コンテンツは、実体験や深い知識(たとえば、実際に商品やサービスを使用したり、ある場所を訪れたりした経験に基づく特別な知識)を明確に示していますか。

これは店舗が構造的に持っていて、外注のライターにもAIにも作れない部分です。

  • この季節に実際によく出る注文と、その理由
  • 施術後に実際に多い質問と、そのときの説明
  • 工事で実際に起きたトラブルと、どう直したか
  • 設備の入れ替えで、何がどう変わったか

専門性の質問にも「確実にトピックを熟知している専門家または愛好家によって執筆され、レビューされていますか」とあります。書くのが面倒なら、話したものを文字にして人が直すほうが、一般論を調べて書くより条件に合います。

AI検索に引用されるための特別な対策が要らないことはAI検索で引用されるサイトの条件に、よくある質問を置く場合の考え方は店舗サイトのFAQの作り方に書きました。

1本を、検索流入以外にも使う

ブログの評価が検索流入だけで決まるなら、たしかに割に合いません。店舗の場合、書いたものの使い道はほかにもあります。

いちばん手近なのが、Googleビジネスプロフィールの投稿です。ヘルプには投稿の表示場所が整理されています。モバイルではプロフィールの[最新情報]または[概要]タブ、パソコンでは[オーナー]セクションに出ます。種類は3つです。

種類 内容
最新情報 ビジネスに関する情報。説明・写真・動画・操作ボタンを追加できる
特典 セールやお得情報。タイトル・日付・時刻の指定が必要
イベント 拠点でのイベント。開始日・終了日と時刻を指定する

運用で効く仕様が2つあります。

1つ目。 投稿はスケジュール設定ができ、「繰り返し」から毎週・毎月・カスタムの頻度を選べます。書いた内容を先に登録しておけば、手が空かない週でも出ます。

2つ目。 期間を設定していない投稿は、6か月が経過するとアーカイブされます。 書いたまま置けば残り続ける、という前提では動きません。

複数店舗を運営している場合、投稿を共有するプロフィールを選んで一度に出すこともできます。なお投稿は公開後に審査があり、説明に電話番号が含まれていて投稿先ビジネスに関連すると確認できない場合は不承認になるとされています。

本数より、1本あたりの回収

ここまでを踏まえると、判断はこうなります。

やめるもの。 検索されそうな一般論を月に何本、という運用。自動化して量を出す運用。文字数を目標にする運用。どれもGoogleが避けるよう書いているか、効果がないと明記されているものです。

残すもの。 店で実際に起きたことを、月に1本でも書く。そしてその1本を、プロフィールの投稿、口コミ返信で示す根拠、問い合わせへの返信の定型に回す。1本の回収回数を増やすほうが、本数を増やすより現実的です。

まとめ

  • 「意味がないブログ」の特徴は、Googleが質問形式で列挙している。検索目的・話題先行・経験のないトピックが該当
  • 文字数の基準は存在しない。本数を増やしてもランキングは向上しないと明記されている
  • 生成AIでの量産は、価値を付加しなければスパムポリシーの「大量生成されたコンテンツの不正使用」に当たる
  • 評価側に挙がっているのは実体験と深い知識。店舗が構造的に持っている部分
  • 書いた1本はプロフィールの投稿に回せる。スケジュールと繰り返しが使える
  • 期間未設定の投稿は6か月でアーカイブされる。出しっぱなしにはできない

本数の目標を下ろして、回収の回数を数えてください。

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参照した一次情報

本記事は一般的な傾向と公開情報にもとづく解説です。制度・仕様は変更されることがあるため、実際の手続きや設定の際は必ず一次情報をご確認ください。

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