Googleビジネスプロフィールに携帯番号を載せるとき。鳴る相手が1つ増える
ガイドラインは番号の種類を限定していません。求めているのは「拠点に直接つながる番号」です。一方で登録した番号にはGoogleからも自動通話が来ます。オーナー確認の条件、通話を止める方法、詐称電話の見分け方を公式ヘルプから整理しました。
固定電話を引いていない店、または引いてはいるが実際には店主の携帯で受けている店。Googleビジネスプロフィールに携帯番号を載せていいのか、という質問があります。
ガイドラインは番号の種類を限定していません。 固定か携帯かではなく、別の条件が書かれています。そのうえで、載せた番号には店が想定していない相手からも電話が来ます。
登録そのものの手順はGoogleビジネスプロフィールの登録手順にまとめました。
求められているのは「拠点に直接つながる番号」
ガイドラインの電話番号の項は4つです。
個々のビジネス拠点に直接つながる電話番号を指定します。
可能であれば、電話総合受付センターではなく、個々のビジネス拠点の番号を使用します。
実際のビジネス拠点とは異なる場所、または実際のビジネスのウェブサイトとは異なるランディング ページにユーザーをリダイレクトする、つまり「送る」ための電話番号や URL を指定することはできません。
発信者に請求される料金に関係なく、追加料金のかかる電話番号は使用できません。
この基準で見ると、店主の携帯はむしろ条件に合います。 本部の代表番号を各店に入れるほうが、2番目に引っかかります。
もう1つ、使い道の指定があります。
追加の電話番号は、Google ビジネス プロフィールのウェブサイトやその他のローカル ウェブサイトで使用できます。
プロフィールの番号は1つに絞り、2本目はサイト側に置く、という整理です。
なお「ビジネス直属の電話番号を指定してください」とも書かれています。退職や担当交代で持ち出される個人の番号は、ここが弱くなります。 後述します。
オーナー確認では、受電できる番号が有利
携帯のほうが通りやすい場面があります。オーナー確認の条件です。
確認コードを受け取るには、ビジネスの電話番号で応答できること、またはテキスト メッセージを受信できることを確認してください。
そして、
インタラクティブ音声レスポンス(IVR)システムではコードが取得されません。
自動音声で受けている固定電話は、ここで詰まります。 携帯ならSMSでも受けられます。
ただし自分で選べません。
オーナー確認の方法は Google によって自動的に決定されるため、変更できません。
電話による確認が提示されるかどうかも、店側では決められないということです。
載せた番号には、Googleからも電話が来る
ここが見落とされます。プロフィールに登録した番号は、顧客用の窓口であると同時に、Googleからの連絡先になります。
Google は、ビジネス プロフィールに登録されている電話番号に、自動通話またはテキスト メッセージで連絡を差し上げることがあります。
目的は2つに分かれています。1つは情報の確認で、営業時間や特定のサービスの利用可能状況などを確認するためとされています。もう1つがユーザーの代理です。
ユーザーが Google 検索または Google マップを使ってお客様のビジネスに問い合わせをした場合、そのリクエストを完了するために Google がユーザーに代わって自動音声通話でお客様のビジネスに連絡することがあります。
予約、飲食店の待ち時間、価格や在庫の確認が挙げられています。そして、
通話は品質保証のためにモニタリングおよび録音されます。
私物の携帯を載せる場合、録音される通話がそこにかかってくるということです。知っておくかどうかで受け方が変わります。
受けたくなければ、止められる
方法が3つ示されています。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 電話で伝える | 通話中に「リストから私のビジネスを削除してください。」と伝える |
| 設定で切る | ビジネスプロフィールの「詳細設定」から、Googleからの自動通話と自動テキストメッセージのオン・オフを切り替える |
| テキストを止める | 英語では STOP の送信でオプトアウト、DELETE でその番号とのやり取りをすべて削除 |
設定から切るには、オーナー確認が済んでいる必要があります。
そして条件が付いています。
オプトアウト後も、情報確認のため Google のオペレーターから電話がかかることがある
完全にゼロにはなりません。 自動通話だけを止める設定だと理解しておくのが実際に近いです。
Googleを装う電話との見分け方
携帯に番号を載せると、それを見た業者からの営業電話も増えます。Googleを名乗るものについては、公式に線が示されています。
まず、Googleがしないことです。
サービスへの登録、金銭の支払い、個人情報の提供が、自動通話で求められることはありません。
Google がプライバシーや機密情報について質問することはありません。
本物の特徴も書かれています。
自動通話は指定の電話番号から発信されます。
通話の開始時には、通話が Google からのものであることと、ご連絡の理由をお知らせいたします。
メッセージ側の見分け方もあります。WhatsAppでは確認済みアカウントに青いチェックマークが付き、名前は「Google マップ」または国名が続く形になります。RCSメッセージの場合は、
RCS メッセージの場合、登録済みのビジネス名は「Google」と表示されます。
対処も明示されています。
Google の社員を装った電話がかかってきた場合は、電話を切ってください。
音声案内によってボタンを押すよう促されても、ボタンは押さないでください。
テキスト メッセージ自体に記載されている連絡先情報は使用しないでください。
折り返すなら、メッセージに書かれた番号ではなく、公式サイトから調べた番号へ。 これは業種を問わず使える原則です。
携帯を載せるなら、先に決めておく3つ
ガイドライン上は問題ありません。運用で詰まる点が3つあります。
1. 誰の番号か
ガイドラインは「ビジネス直属の電話番号」を求めています。店長個人の番号を載せ、その人が辞めると、番号ごと店の窓口が消えます。番号を変えると、プロフィール・サイト・SNS・ポータル・チラシのすべてを直すことになります。店で契約した番号にしておくと、この問題が起きません。
2. 営業時間外にどうするか
プロフィールには営業時間が載りますが、電話はそれと無関係に鳴ります。「出ない」と決めるなら、それでかまいません。決めずに毎回判断すると消耗します。
3. 番号が載っている場所の一覧
変更が必要になったときに効きます。プロフィールの情報が勝手に書き換わる経路はGoogleマップの店舗情報が勝手に変わる仕組みに、サイト側に残る古い情報の洗い出しはホームページが更新されていない店は、何を失っているかにまとめました。
まとめ
- ガイドラインは固定か携帯かを問わない。求めているのは拠点に直接つながる番号
- 本部の代表番号を各店に入れるほうが、ガイドラインから外れやすい
- 2本目の番号はプロフィールではなく、サイト側に置く
- 追加料金のかかる番号は使用できない
- オーナー確認は、受電またはSMS受信ができる番号が必要。IVRではコードが取得されない
- 確認方法はGoogleが自動で決め、変更できない
- 登録した番号には、Googleから自動通話とテキストが来る。ユーザーの代理での通話もあり、録音される
- 自動通話は「詳細設定」で切れる。ただしオペレーターからの確認電話は来ることがある
- Googleは自動通話で登録・支払い・個人情報を求めない。社員を装う電話は切る
- 折り返しは、メッセージ内の番号ではなく公式サイトの番号へ
- 個人の番号ではなく、店で契約した番号にしておく
載せる前に、その番号が「辞めても店に残る番号か」を確認してください。
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参照した一次情報
本記事は一般的な傾向と公開情報にもとづく解説です。制度・仕様は変更されることがあるため、実際の手続きや設定の際は必ず一次情報をご確認ください。