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ChatGPTに「近くの店」を聞かれて自店が出ないとき、確認する情報源

AI検索に自店が出るかは、サイトの許可設定と、地図データの登録状況で変わります。確認できる範囲と、公表されていないので断定できない部分を分けて整理しました。

「ChatGPTで『◯◯駅 近くの美容室』と聞いたら、うちが出てこなかった」

こういうご相談が増えています。気にする価値はありますが、Googleマップの順位ほど手の届く話ではありません。確認できることと、公表されていないので分からないことを分けて整理します。

先に立場をはっきりさせておきます。どのAIサービスが、店舗情報をどの地図データから取っているかは、各社が完全には公表していません。この記事で扱うのは、公開されている仕様から確実に確認できる範囲だけです。「AI検索に出す方法」を断定する記事ではありません。

確認1:自社サイトがChatGPTの検索に許可されているか

ここは仕様が公開されています。OpenAIのドキュメントに明記されています。

Sites that are opted out of OAI-SearchBot will not be shown in ChatGPT search answers

OAI-SearchBot を拒否しているサイトは、ChatGPTの検索の回答に表示されません。サイト側の robots.txt で許可されているか、まず確認してください。

実務上の注意が2つあります。

  • 公開されているIPレンジからのリクエストを許可することも推奨されています。IPアドレスは openai.com/searchbot.json で公開されています。ファイアウォールやWAFで弾いていると、robots.txt を直しても届きません
  • robots.txt の更新が検索結果に反映されるまで、およそ24時間かかるとされています。直してすぐ試して出ないからといって、設定が違うとは限りません

なお学習用の GPTBot とは独立して制御できます。「学習には使われたくないが検索には出たい」という判断は成立します。この切り分けはAI検索で引用されるサイトの条件にも書いています。

確認2:店舗データの登録先はGoogleだけではない

地図や店舗の情報は、検索エンジンごとに別々のデータベースを持っています。

Microsoftの場合、Bingの地図の検索結果に表示されるビジネス情報は、Bing Places for Business から申請・更新すると案内されています。Googleビジネスプロフィールを整えても、そちらは自動では埋まりません。

ここで注意していただきたいのは、「Bingに登録すればChatGPTに出る」とは書かれていないということです。そう断定できる公式情報を、私は確認できていません。言えるのは、Google以外にも店舗情報の登録窓口が存在し、そこが空欄のままになっている店が多い、という事実だけです。

手間の割に確実性は低い施策なので、優先順位は高くありません。GoogleビジネスプロフィールとWebサイトを整えたあとの、余力がある店向けの作業だと考えてください。

確認3:どこを見ても同じ情報になっているか

これが一番効く可能性が高く、しかも他の施策と無駄になりません。

Googleはローカル検索の掲載順位を関連性・距離・知名度で判断すると説明し、順位を上げる方法としてビジネス情報を最新の状態に保つこと(住所、営業時間、業種、属性など)を挙げています。

店名・住所・電話番号が、自社サイト・Googleビジネスプロフィール・各種掲載サイトでばらついていると、機械はどれが正しいか判断できません。表記の揺れ(ビル名の有無、ハイフンの全角半角、旧店名の残存)を揃えるところから始めてください。

プロフィール側の情報が知らないうちに変わることもあります。その仕組みと戻し方はGoogleマップの店舗情報が勝手に変わる仕組みにまとめています。

期待しすぎない線引き

正直に申し上げると、現時点でAI検索経由の来店を主軸に据えるのは早いと思います。

理由は2つです。引用のされ方が各社の判断で変わることと、効果を測る手段が店舗側にほとんどないことです。Googleビジネスプロフィールなら閲覧数・ルート・通話数が見られますが、AIの回答に出たかどうかを継続的に測る方法は、店舗にとって現実的ではありません。

順番としては、まずマップと自社サイトです。その確認順はGoogleマップで上位に出ないとき、上から順に確認する9項目にまとめています。そこを整えることが、結果としてAIに拾われる条件とも重なります。

まとめ

  • OAI-SearchBot を拒否しているサイトは、ChatGPTの検索の回答に表示されない
  • 公開IPレンジの許可も推奨されている。反映には約24時間かかる
  • Bingの地図の店舗情報は Bing Places for Business から申請・更新する
  • ただし「Bingに登録すればChatGPTに出る」と断定できる公式情報は確認できていない
  • 最も確実なのは、店名・住所・電話番号をどこでも同じにすること
  • AI検索経由は測定手段が乏しい。マップと自社サイトを先に整える

自店の情報がどこでどう見えているかを外から確認したい方は、無料のMEO診断をご利用ください。店名とGoogleビジネスプロフィールのURLだけで送れます。

参照した一次情報

本記事は一般的な傾向と公開情報にもとづく解説です。制度・仕様は変更されることがあるため、実際の手続きや設定の際は必ず一次情報をご確認ください。

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